龍郷町の障害者就労支援　あまみん

これまで何度も、”体調も整いはじめ仕事も覚えた3年目くらいの方が、他事業所に行ってしまう”という転職現象を体験してきました。
これは、一般企業でもよくある現象で、ヤバい企業の証です。
新人と50～60代しかいない企業ってありますよね。
バリバリ働く世代が抜けてしまう。

事業所をいくつも渡り歩くこと自体が悪いことではありませんが、仕事の熟練度を上げるとか信頼関係を築くといった部分では大きな損をしてしまいます。

あまみんが継続手当という制度を作ったのは、あまみんへの愛着に感謝してのこと。
細々でも長く続けてくれている方の意見は汲み取ってあげたくなるし、逆にどこかに行ってしまいそうな方への投資は慎重にならざるを得ないでしょう。

自分に見合った仕事がないとか、意見が通らないとか、自分探しとかいろいろ理由はあると思います。
単に、マンネリを感じて飽きたから次に行く、友人作りの一環で転職という方もいます。
勤続年数が長くなるにしたがって任される仕事が増えたり、その責任を負いたくないなどの理由もあるでしょう。
どちらにしても、それらの意思を施設側がくみ取れないのは非常にまずい。。

卒業するなら、一般就職へ卒業できるようになってほしい。
B型からB型と転々とせずに、どうしたら続けてもらえるのか。

あまみんはこの4年間で、良い収入を得るために良い仕事を作ることに力を注いできました。
でもそれだけではだめなことを、この事象が示していると思います。

居心地の良さという部分を、さらに大事に。
年度内にジェラート室増築と別にもうひとつ増築を行い、ゆっくり休める環境ができるよう計画中です