2020年01月24日
南大隅町の町議さんたちがあまみん視察に。
今週はいろんなことがありましたが、鹿児島県の南大隅町の町議さんたちがわざわざあまみんに視察に来てくれました!
内容は農福連携と、働き方改革について。
農福連携については、近隣農家の繁忙期のお手伝いをし、労働対価をお金ではなく作物でいただくことで農家の金銭的負担を軽減。
その作物をジェラートまで加工し利用者さんの賃金を稼ぐという仕組みを紹介しました。
すべて自分たちで作物を作るというスタイルもありますが、それは”農業”と言った方がいい。
よく成功事例として紹介される、『○○ヘクタールの農地を使ってこれだけやってます!なんと工賃●●万円!』というものはこれが多いですね。
よくよく利用者数とスタッフ数のバランス、事業規模をみると『業務のコアな部分は、ほとんどスタッフがやってるんじゃないの?』『費用対効果は?利用者一人あたりいくら投資したことになるの?』と思っちゃいます。
あまみんでも自前の畑を持つ計画がありますが、それは農業と呼ぶと思います
狭義にかもだけど”農福連携”はその名の通り、農業者と福祉の連携があるべき。
直接的な手伝いももちろんですが、零細農家さんは六次産業化まで手が回らないことが多いし、そこを私たちが行うことで作物の流通に活気が出るなら一石二鳥でしょう。
これなら、ちいさな福祉事業所でもそれなりに地域経済に影響を与えることができますね。
なんか、すごく合成みたいな画 笑
みなさんにジェラート食べてもらいました
もうひとつ、働き方改革について。
あまみんのスタッフは子育て世代の主婦の方がほとんどで、お子さんが体調不良で休みになることもよくあります。
そんな時、スタッフ同士でフォローしあってくれていますが、私が主導しているわけではなくみんなが自主的にやってくれているというのが事実でしょう。
産休育休もしっかりとってもらって、元気に復帰してくれればありがたい。
その間の補充スタッフも、復帰後続けて雇用できるように仕事をつくればいい。
託児所があるわけではないですが、お子さんを職場に連れてくるのはぜんぜんOK。
赤ちゃん来ると利用者さんもみんな喜んでくれます。
大きい子はヤギと遊んでもらってもいいし。
利用者さんについても、通所が基本ですが特性上通所が難しければ在宅就労も良し。
通所を続けてスタッフを補助できるサブリーダーになって、安定して皆と仲良くできるならパートさんとして登用します。
生活保護受給者を雇用することで保護から脱却できればなおよし。
今回の視察の内容からは少し外れますが、生活保護からの脱却は相当難しいことですね。
特に障害年金もなく、生活保護のみの方。
なかにはあきらめている方もいるでしょう。
それがすべて悪いことではありません。
が、働ける人は働きましょう。
それが少しでも、やれるならやらないよりは全然良い。
ですが、やれるのにやらない方って多い。
生活保護の条文の、就労や医療を受けることに関する文章を抜き出してみました。
-----------
生活保護
第一条 この法律は、日本国憲法第二十五条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。
権利だけでなく義務もあります。
(調査及び検診)
第二十八条 保護の実施機関は、保護の決定又は実施のため必要があるときは、要保護者の資産状況、健康状態その他の事項を調査するために、要保護者について、当該職員に、その居住の場所に立ち入り、これらの事項を調査させ、又は当該要保護者に対して、保護の実施機関の指定する医師若しくは歯科医師の検診を受けるべき旨を命ずることができる。
4 保護の実施機関は、要保護者が第一項の規定による立入調査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、又は医師若しくは歯科医師の検診を受けるべき旨の命令に従わないときは、保護の開始若しくは変更の申請を却下し、又は保護の変更、停止若しくは廃止をすることができる。
医療扶助でかかれる医療で、改善できる可能性がある障害もあります。
障害が軽減することで経済的自立に近づく可能性もあるなら、きちんと治療しましょう。
障害があることがわかっているのに『生活保護はもらうけど、医療は要らない!』というのは、結構厳しくダメよということ。
(生活上の義務)
第六十条 被保護者は、常に、能力に応じて勤労に励み、支出の節約を図り、その他生活の維持、向上に努めなければならない。
障害があろうがなかろうが、努力は必須。
その量と質には個人差がありますが、方向性が大事です。
本人なりに”努力”しても、これまでの経験をもとに方向性を変化させていかないと同じことの繰り返し。
自分で思いつかない方向もあるので、良い支援者が必要でしょう。
生活保護はとても大事なセーフティネット。
だけど、いろいろな課題があるのを日々体験しています。
変化の必要性への気づきやモチベーションを上げるのって、難しいですね
内容は農福連携と、働き方改革について。
農福連携については、近隣農家の繁忙期のお手伝いをし、労働対価をお金ではなく作物でいただくことで農家の金銭的負担を軽減。
その作物をジェラートまで加工し利用者さんの賃金を稼ぐという仕組みを紹介しました。
すべて自分たちで作物を作るというスタイルもありますが、それは”農業”と言った方がいい。
よく成功事例として紹介される、『○○ヘクタールの農地を使ってこれだけやってます!なんと工賃●●万円!』というものはこれが多いですね。
よくよく利用者数とスタッフ数のバランス、事業規模をみると『業務のコアな部分は、ほとんどスタッフがやってるんじゃないの?』『費用対効果は?利用者一人あたりいくら投資したことになるの?』と思っちゃいます。
あまみんでも自前の畑を持つ計画がありますが、それは農業と呼ぶと思います
狭義にかもだけど”農福連携”はその名の通り、農業者と福祉の連携があるべき。
直接的な手伝いももちろんですが、零細農家さんは六次産業化まで手が回らないことが多いし、そこを私たちが行うことで作物の流通に活気が出るなら一石二鳥でしょう。
これなら、ちいさな福祉事業所でもそれなりに地域経済に影響を与えることができますね。
なんか、すごく合成みたいな画 笑
みなさんにジェラート食べてもらいました
もうひとつ、働き方改革について。
あまみんのスタッフは子育て世代の主婦の方がほとんどで、お子さんが体調不良で休みになることもよくあります。
そんな時、スタッフ同士でフォローしあってくれていますが、私が主導しているわけではなくみんなが自主的にやってくれているというのが事実でしょう。
産休育休もしっかりとってもらって、元気に復帰してくれればありがたい。
その間の補充スタッフも、復帰後続けて雇用できるように仕事をつくればいい。
託児所があるわけではないですが、お子さんを職場に連れてくるのはぜんぜんOK。
赤ちゃん来ると利用者さんもみんな喜んでくれます。
大きい子はヤギと遊んでもらってもいいし。
利用者さんについても、通所が基本ですが特性上通所が難しければ在宅就労も良し。
通所を続けてスタッフを補助できるサブリーダーになって、安定して皆と仲良くできるならパートさんとして登用します。
生活保護受給者を雇用することで保護から脱却できればなおよし。
今回の視察の内容からは少し外れますが、生活保護からの脱却は相当難しいことですね。
特に障害年金もなく、生活保護のみの方。
なかにはあきらめている方もいるでしょう。
それがすべて悪いことではありません。
が、働ける人は働きましょう。
それが少しでも、やれるならやらないよりは全然良い。
ですが、やれるのにやらない方って多い。
生活保護の条文の、就労や医療を受けることに関する文章を抜き出してみました。
-----------
生活保護
第一条 この法律は、日本国憲法第二十五条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。
権利だけでなく義務もあります。
(調査及び検診)
第二十八条 保護の実施機関は、保護の決定又は実施のため必要があるときは、要保護者の資産状況、健康状態その他の事項を調査するために、要保護者について、当該職員に、その居住の場所に立ち入り、これらの事項を調査させ、又は当該要保護者に対して、保護の実施機関の指定する医師若しくは歯科医師の検診を受けるべき旨を命ずることができる。
4 保護の実施機関は、要保護者が第一項の規定による立入調査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、又は医師若しくは歯科医師の検診を受けるべき旨の命令に従わないときは、保護の開始若しくは変更の申請を却下し、又は保護の変更、停止若しくは廃止をすることができる。
医療扶助でかかれる医療で、改善できる可能性がある障害もあります。
障害が軽減することで経済的自立に近づく可能性もあるなら、きちんと治療しましょう。
障害があることがわかっているのに『生活保護はもらうけど、医療は要らない!』というのは、結構厳しくダメよということ。
(生活上の義務)
第六十条 被保護者は、常に、能力に応じて勤労に励み、支出の節約を図り、その他生活の維持、向上に努めなければならない。
障害があろうがなかろうが、努力は必須。
その量と質には個人差がありますが、方向性が大事です。
本人なりに”努力”しても、これまでの経験をもとに方向性を変化させていかないと同じことの繰り返し。
自分で思いつかない方向もあるので、良い支援者が必要でしょう。
生活保護はとても大事なセーフティネット。
だけど、いろいろな課題があるのを日々体験しています。
変化の必要性への気づきやモチベーションを上げるのって、難しいですね
コメントは管理者が確認した後に表示/非表示されます。