龍郷町の障害者就労支援　あまみん

A型作るぞと鼻息荒くした６月初め。


鼻息が落ち着いてきて、さまざまな試算をしたり率直な意見を言ってくれる友人たちに話を聞いているうちに、結論が出ました。
『やっぱりA型作らない。』
あまみんはB型のままにします。

どちらにせよ、目指すは二つ。
①利用者の利益。
②事業の発展。

①と②は密接にリンクしていますが、細かく言うと。
経営的な面と、利用者さんの心理的な面が絡み合います。

経営的にはB型のみのほうが、人員配置が分散せず各種加算がしっかり取れます。
ルールとして、きちんと部屋を分けたりスタッフを分けたり送迎車も分けたりって、かなり無理をしないと実現しない。。

A型作っちゃうくらい稼げる仕事があるなら、B型でも利用者さんにより多く工賃を出すことができ、工賃の額により増減する仕組みの訓練給付のランクが上がり、事業収入が増えます。
スタッフにとっても、処遇改善加算が増えた分、収入増となります。
事業所の収入が増えれば、利用者さんに対して使えるお金も増え、結果として工賃以上の満足度UPにつながると考えます。

またA型とB型の併設で心配なのが、それぞれの利用者さん同士の確執がうまれてしまうこと。
A型の利用者さんだって、みんな体調の波があるでしょう。
B型の利用者さんの調子のよい時（もしくは悪い時）、A型の利用者さんの調子が悪い時が重なると不満も生まれます。
『自分の方ができるのに！』『なんで自分はA型にしてくれないの？』と。

A型や障害者雇用のように雇用関係を結ぶには、企業側にはそれなりの覚悟が必要です。
いちど雇用すると、よっぽどのことが無い限り、企業側は解雇できません。
重視するのは”安定感”、”作業能力”、”皆と仲良くできること”、”立場上知りえた情報を漏洩しないこと”、”向上心”でしょうか。
これらは体調によって変化するのは当然ありますが、一定以上ベースラインは上回る必要があるでしょう。
B型のみであれば、仕事上は調子の良い時悪い時どちらも安心して過ごせます。

このようにA型作らないことを決めたあまみんですが、皆に選ばれるための一つの要素、工賃向上の追及は進んでいますよ。
農福連携について、継続と新たなチャレンジ。
ジェラートの島外への販路拡大。

めざせ790円以上だせるB型！です


とりあえず、大きなチャンスをいただいたので明日から名古屋に出張してきます！